2010年 03月 16日
デクラブ(De-crab)
飛行機は滑走路の中心線に機軸を合わせて着陸します。しかし、横風が吹くと状況は一変します。
関東地方に猛烈な南風が吹き荒れたこの日、羽田空港の着陸滑走路は横風用のRW22。左斜め前方から
強い向かい風が吹いています。
この様な状況の時、パイロットは風上に機首を向けながら降下していきます。これをクラブを取ると言います。
crab、つまり“カニの横ばい”状態で進入する訳です。しかしクラブを取ったままで接地すると滑走路を逸脱
したり、車輪に無理な力が加わって脚やタイヤが損傷する恐れがあります。
そこで、車輪が接地する寸前に機軸を中心線に合わせる操作を行います。これがde-crab(デクラブ)です。
写真を見ると分かりますが、滑走路進入灯の方向と着陸機の機軸が一致していません。
このような強風の中でも飛行機を安全に着陸させるパイロットの神業には、思わず拍手を贈りたくなります。
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by granpatoshi | 2010-03-16 11:42 | 飛行機 | Comments(6)
Commented by akina(JA15KM) at 2010-03-16 12:38 x
こんにちは♪
この斜めに着陸して来る飛行機を見るのが好きなんですヨ~なんて言ったら
怒られそうですが(笑)
クラブを取る・・・は一応知っていましたが、デクラブは初めて聞きました^^;
この写真で見ると良くわかりますネ。
toshiさん、解説書が作れますヨ(^^)v
Commented by granpatoshi at 2010-03-16 13:21 x
akinaさん、こんにちは♪

私も大好きです、斜めに降りてくる飛行機^^。
それでなくても着陸は難しい操作の連続なのに、よくこんなことが出来
るものだと感心しますね。私がいた時間帯では一機もゴーアラウンドを
しませんでしたから、パイロットの技量がスゴイということでしょうね。
「解説書」なんてとんでもありません^^;。せいぜい写真を撮ることだけ
ですよ、私には。
Commented by wisteria_apr at 2010-03-16 15:28
こんにちは。
HND界隈に行く時は何故か強風の日が多いので、横向きはよく見ます^^;
着陸する直前に、スッとまっすぐ戻すのは見事ですよね。
デクラブと言う言葉は初めて聞きましたが、クラブ状態を取り消す訳なので
まま英語でdeを付けるんですね。φ(..)メモメモ
Commented by granpatoshi at 2010-03-16 15:53 x
wisteriaさん、こんにちは♪

はい、その通りです^^。
否定する意味で接頭語のdeを付けただけなんですよね。
それにしても、接地寸前にピタッと機軸を中心線に合わせる操縦技術は
もう神業ですね。大したものです。いくら熟練パイロットでも、あのような
天候での着陸はかなり緊張すると思いますから、大変な職業ですね。
Commented by kotodaddy at 2010-03-17 08:13
おはようございます。
最後の1枚は特にスゴいですね。アサッテの方向向いてます・・・^^;
機内のモニター見てても全然違う方向なのが分かるでしょうね、これだと。
Commented by granpatoshi at 2010-03-17 11:01 x
kotodaddyさん、おはようございます♪

この日の南風はかなり強烈で、パイロットは大変だったと思います。
角度にすると恐らく10度以上は左に振っていますから、右側の窓側の
席からは前方の滑走路が見えたんじゃないでしょうか。それにしても
見事な着陸操作です。
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