2015年 08月 13日
忘れられない光景
30年前の夏、日本航空123便が御巣鷹の尾根に墜落。空前絶後の飛行機事故でした。
墜落原因は後部圧力隔壁(アフタープレッシャーバルクヘッド)の修理ミスと言われています。実は私、この事故から
2ヶ月後に米国シアトルにあるボーイング社エバレット工場に行きました。その年の6月に米国の航空事情を視察する
ツアーの募集があり、参加を申し込んでいたのです。

ツアーのハイライトである、ボーイング社エバレット工場に行った時のこと。ジャンボジェットの組み立てラインを見学し、
次の場所へ移動しようとした我々の前にそれはあったのです。事故現場で回収され、調査のために運び込まれた
「後部圧力隔壁」の残骸。それまで、にこやかに説明していたボーイング社のツアーガイドは表情が一変、厳しい口調で
「No photo !」。私は一瞬、見てはいけないものを見てしまったような錯覚に陥りました。その時点では事故原因の
特定には至っておらず、「あぁ、これが事故機の機体の一部なのか」と、厳粛な気持ちになったのを覚えています。
写真撮影は出来なかったけれど、床の上に無造作に置かれた後部圧力隔壁の残骸はいまも私の脳裏にしっかり
焼き付いています。

大惨事から30年が経過、日本航空の社員の過半数は事故以後の入社だとか。事故の記憶を風化させず、安全運航の
原点としていつまでも語り継がれることを願って止みません。
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by granpatoshi | 2015-08-13 07:00 | 飛行機 | Comments(2)
Commented by hanashigai at 2015-08-15 23:45
僕は日本の四季で夏が一番好きです。
季節の印象から受ける華やかさや楽しさ、個人的な夏の想い出も理由の一つですが
他に幾つもの忘れてはいけない出来事があった季節でもありそれらは「日本」を強く意識させられる
事のように思います。
日航123便の悲劇もその一つであるのは間違いありません。


Commented by granpatoshi at 2015-08-16 17:47
hanashigaiさん、こんにちは♪

確かに、夏の思い出というのは誰にでもあるような気がします。
開放的な気分になることで、さまざまな楽しい思い出が残るので
しょうね。
そして、やはり夏は日本人として忘れてならない記憶の季節でも
ありますね。私は戦後生まれの団塊の世代ですが、今から70年
前は日本にとっては歴史のターニングポイントでもありました。
先人の築き上げた平和の精神、しっかり護っていきたいですね。

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