2014年 05月 31日
鉄道あれこれ
一昨日の朝日新聞朝刊社会面のトップは、大阪と札幌を結ぶ国内最長路線の寝台特急「トワイライトエクスプレス」が
来春限りで引退するという記事でした。東京・上野と札幌を結ぶ寝台特急「北斗星」「カシオペア」も、廃止が検討されて
いるとのことです。
新幹線の開業、車両の老朽化、利用者の減など、寝台列車を取り巻く環境には厳しいものがあるのは事実ですが、
鉄道ファンだけでなく一般の利用客からも引退を惜しむ声は大きいようです。
旅の風情を味わうには寝台列車はまさに最高の装置。早朝、目的地の駅に到着。非日常の一夜を過ごしたあと、
全身にけだるさを覚えながらホームに降り立った時の、あの空気感。新幹線や飛行機の旅では絶対に味わえない、
独特の雰囲気です。また一つ、“昭和の記憶”が舞台から消えます。

夕日を背に、富山県朝日町付近を北上する8001レ「トワイライトエクスプレス」
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6月とはいえ、未明の津軽半島は寒かった。蟹田付近を力走する1レ「北斗星」
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以前、仕事で大変お世話になった方が、『よみがえる新幹線 0系・100系・200系』(学研)という本を出版されました。
世界初の高速鉄道として、高度経済成長を支えて走り続けた0系新幹線を始め、100系、200系といった第一世代
新幹線の全貌を貴重な写真や図版とともに紹介した、大変な力作です。私も写真を何点か提供させていただきました。
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by granpatoshi | 2014-05-31 07:00 | 鉄道 | Comments(0)
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