2014年 08月 31日
南西航空の思ひ出
日本トランスオーシャン航空(JTA)のボーイング737-400。
新石垣空港開港を記念して、かつての南西航空時代の塗装を施しています。現在は日本航空系列になってるので
基本は“白塗り”ですが、やはり昔の塗装の方が味があって好きです。
南西航空の思ひ出_b0184848_154241.jpg

南西航空の思ひ出_b0184848_154317.jpg
南西航空の思ひ出_b0184848_1543715.jpg

この南西航空に関しては、とても思い出深いものがあります^^。
今を去ること約30年前、国内の東西南北端にある空港を一度の旅行で制覇するという、無謀なことを計画しました。
最北端は稚内空港、最東端は根室中標津空港、最西端は与那国空港、最南端は波照間空港。もちろん4空港を直接
結ぶ路線なんてありませんから、北は千歳を起点に行ったり来たり。南は那覇を起点に行ったり来たり。細かいことは
忘れましたが、所要日数は確か羽田を出発して4、5日かかることが判明。それもさることながら、航空運賃が莫大な
ものになることもあって、敢えなく挫折^^;。
で次なる計画として浮かんだのが、定期運航の国内最長路線に搭乗するというプラン。当時、JALの千歳~那覇
というのがありましたが、これは冬期限定なのでボツ。そこで出て来たのが南西航空の羽田~石垣線。路線距離
2171キロ、所要時間3時間。「おぉ、これだ^^」と、喜び勇んで航空券を予約しました。

羽田からの飛行は順調で、石垣島に着いてからレンタカーで島内を巡ったり、海を眺めたりと、幸せな旅のスタート
でした。しかし翌日、問題が発生。実は羽田を出発する前日、フィリピン東方海上に台風が発生していたのですが、
関東に住んでいる感覚から台風が接近するのに1週間位はかかるだろうと、甘く見ていたのです。
石垣滞在2日目、島は朝から暴風雨に見舞われ、飛行機は全便欠航。台風の位置から石垣までの距離は僅か
数百キロだったのです。当然ホテルに缶詰。この日予定していた、宮古島への便も欠航。大嵐の中、石垣空港へ
出向いてチケットのキャンセルと予約の取り直しを行い、台風の過ぎるのを待ちます。
ホテルから会社に「かくかくしかじかの理由で、休暇を3日ほど延長します」と連絡。家に電話すると、家内が「あなた、
声が笑っているわよ」。正直、嬉し楽しの台風騒動ではありました^^。
当初は羽田→石垣→宮古(下地島)→那覇→羽田というプランでしたが、結局羽田→石垣→羽田という、ホントに
ただ飛行機に乗りに行っただけという結果に終わったわけですが、それはそれで楽しかった。ただただ飛行機に
乗りたいという、ヒコーキオタクのお粗末な一席でした^^。

レガシー塗装といえば、ANAのボーイング767モヒカンジェット。残念ながら、この機体もノーマル塗装に戻りました。
南西航空の思ひ出_b0184848_15185873.jpg

南西航空の思ひ出_b0184848_1519890.jpg


by granpatoshi | 2014-08-31 15:20 | 飛行機 | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード


<< 活性低いぞ、厚木基地      晩夏の海 >>