2017年 06月 10日
東京・上野の国立科学博物館で開催中の「大英自然史博物館展」を見て来ました。 世界でもっとも優れた博物学の標本を所蔵している博物館で、今回の展覧会には膨大な数の所蔵標本の 中から約370点が日本初公開となったそうです。私がもっとも観たかったのが始祖鳥の化石。日頃、野鳥の 撮影でお世話になっていることもあるので、この際、ご先祖様にご挨拶しておくのもよかろうと思った次第です。 始祖鳥はジュラ紀に獣脚類という恐竜から分化したそうですが、自然史博物館に所蔵されている始祖鳥の 化石をCTスキャンしたところ、飛翔に必要な視覚、平衡感覚などを備えていた可能性が高いとのこと。恐竜 から分化し、やがて鳥類へと進化していったのでしょう。今からさかのぼること1億数千万年という、まったく 気の遠くなるような長い時間を経て現世鳥類へと進化してきた鳥さんたち、あだやおろそかには出来ません。 始祖鳥の脳は視覚を司る部分が発達していて、また三半規管も発達しているので飛翔に必要な平衡感覚が 優れていたらしいことがわかったそうです。 三葉虫の化石 アンモナイトの化石 イグアノドンの骨盤の化石
by granpatoshi
| 2017-06-10 07:00
| 野鳥
|
Comments(2)
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v8power
at 2017-06-10 18:11
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良い物をご覧になったようで羨ましいです。
始祖鳥はどれ程の大きさなのでしょうか。。。
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granpatoshi at 2017-06-10 22:15
v8powerさん、こんばんは
私も同感です。写真では見たことがありますが、 本物の化石なので、ちょっと感動しました。 始祖鳥そのものは大体40~50センチ程度の 大きさだったみたいです。現代の野鳥を見慣れた 目には、かなり大型ですね。 |
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